身長一メートルの音楽喫茶支配人
どんな伝承か
有楽町の日劇の地下にある音楽喫茶では、身長がちょうど一メートルの支配人が働いていた。名は和久井澄夫、三十八歳。小さいという意味のショリーが通り名で、高い所の物に手が届かないことだけが困りごとだが、店の女性たちにも客にも可愛がられているという。九州の福岡にも、一メートルあまりの清水真義という二十六歳のナイトクラブの支配人がいて、ビールを五、六本は軽くあけ、ジルバもマンボも踊り、毎日女性が世話を焼きに来る人気者だと紹介されている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本人物語5――秘められた世界(関敬吾(編)・日本人物語・昭和(民俗))
関敬吾編『日本人物語5―秘められた世界』。日本の生活文化に潜む秘密・境界・異界・怪異を主題別に集成する。