鼻緒切れと茶柱の縁起
どんな伝承か
出がけに鼻緒が切れると縁起が悪く、旅先で悪いことがあるという。門出に草鞋の紐が切れれば災難があり、朝の外出で下駄の緒が切れるのも縁起が悪い。下駄の鼻緒が途中で切れると何か悪く、新しい下駄の割れた日もよくないと語られた。一方で茶柱が立つとその日は何か良いことがあり、縁起がよいという。履物の緒と茶柱という日常の小さな出来事を、その日の吉凶の兆しとして読む言い伝えである。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
海津町史 民俗編――俗信・禁忌・妖怪(海津町(編)・海津町史・自治体史(民俗))
『海津町史 民俗編』所収の俗信・禁忌・妖怪。岐阜県海津町(現海津市)に伝わる心意現象を採録する。