農漁業・食制の禁忌
どんな伝承か
種を蒔くとき蒔き忘れた畝があると不幸があり、田植で苗を束ねてあった輪の中に苗を植えると目が潰れるという。茄子を二か所に植えると人が死に、苗代田に餅米を作るとその年に死人が出る。食制では、赤飯を茶漬けにすると婚礼に雨が降り、餅を搗くのに下駄を履けば歯の生えた子が生まれる。飯米をこぼせば盲人になり、食後すぐ寝ると牛になる。食物を二人で挟むのは縁起が悪く、膳に沢庵を三切れ付けてはならない。鯰や胡瓜を食べて滝に打たれれば蛇が落ちてくるとも伝わる。
原典より
・種をまくとき、まき忘れたうねがあると不幸なことがある(高須・吉里・大江・西江)・田植の時、苗を束ねてあった輪の中に苗を植えると目がつぶれる(吉里・大江・東江・西江)・茄子を二か所にうえると人が死ぬ(高須・吉里・大江・東…—— 海津町史 民俗編――俗信・禁忌・妖怪(海津町(編)・海津町史・自治体史(民俗)) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
海津町史 民俗編――俗信・禁忌・妖怪(海津町(編)・海津町史・自治体史(民俗))
『海津町史 民俗編』所収の俗信・禁忌・妖怪。岐阜県海津町(現海津市)に伝わる心意現象を採録する。