出かけの鼻緒・動物の前兆
どんな伝承か
出がけに鼻緒が切れると縁起が悪く、旅先で悪いことがあるという。門出に草鞋の紐が切れれば災難があり、新しい下駄の割れた日も良くない。動物では、蛙が鳴けば雨になり、木に登れば大水が出る。蛇が木に登ると雨が降り、猫が顔を隠すと天候が悪くなる。鼠がいなくなるとその家が火事になり、騒がなくなると不吉なことがあるという。鼬が行く手を横切ると不幸があり、左から横切れば不吉、右からなら吉。魚の目は肉親の死ぬ直前に出ると伝わる。
原典より
・出がけに鼻緒がきれると縁起が悪い(高須・吉里・大江・東江・西江)・出がけに鼻緒がきれると旅先で悪い事がある(高須)・門出に草鞋の紐がきれると災難がある(高須)・朝外出の際下駄の緒が切れると縁起が悪い(高須)・下駄の鼻緒…—— 海津町史 民俗編――俗信・禁忌・妖怪(海津町(編)・海津町史・自治体史(民俗)) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
海津町史 民俗編――俗信・禁忌・妖怪(海津町(編)・海津町史・自治体史(民俗))
『海津町史 民俗編』所収の俗信・禁忌・妖怪。岐阜県海津町(現海津市)に伝わる心意現象を採録する。