神の神聖に対する忌・女性の忌
どんな伝承か
火なぶりをすると寝小便をする、爪や髪を焼くと気が狂うなど、火と神聖にかかわる忌が並ぶ。竈に物を載せると罰が当たり、竈に刃物を置いてはならない。山で小便をすればテングに取り殺され、掃除の埃がかかると伊勢参宮ができないという。盗人が判らぬときは水天宮の水を飲ませると盗人だけが血を吐き、広徳寺の松を伐ると血が出ると伝わる。井戸に物を落とせば気が狂い、古井戸を埋めると家人に障りがある。女性の忌では、妊婦が火事や葬式を見ると子に痣ができ、葬式には列しないものとされた。
原典より
・火なぶりをすると寝小便をする(高須・吉里・大江・西江)・つめや髪をやくものではない。—— 海津町史 民俗編――俗信・禁忌・妖怪(海津町(編)・海津町史・自治体史(民俗)) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
海津町史 民俗編――俗信・禁忌・妖怪(海津町(編)・海津町史・自治体史(民俗))
『海津町史 民俗編』所収の俗信・禁忌・妖怪。岐阜県海津町(現海津市)に伝わる心意現象を採録する。