自殺者の地と忌地
どんな伝承か
住まいと土地にまつわる忌みとして、自殺者の出た所は人を呼び、同じ場所でまた自殺者が出るといわれた。宮山の木を伐ると病気になり、神社の山林を買うことも嫌われた。墓地の跡や神社の上に家を建てるとその家は栄えず、逆柱のある家に住むと繁栄しないとも伝わる。畳のへりを十の字に合わせて敷くのもよくないとされた。
原典より
自殺者の地は人をよび、またその場所で自殺者がでる—— 海津町史 民俗編――俗信・禁忌・妖怪(海津町(編)・海津町史) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
海津町史 民俗編――俗信・禁忌・妖怪(海津町(編)・海津町史)
『海津町史 民俗編――俗信・禁忌・妖怪』は、海津町が編んだ町史の民俗編のうち、俗信を記した部分である。高須・吉里・大江・東江・西江などに伝わる言い伝えを一行ずつ箇条に並べ、伝わる地区名を括弧で添える。葬式や神、女性、動植物、食、方角にかかわる忌まれる行為に始まり、数の忌、日・月・年の忌、忌まれる言葉、前兆予知、呪術、民間療法、卜占、たたりと続き、終わりに幽霊・光り物と妖怪の項を置く。