板尾七度の火事・女房の放火
どんな伝承か
昔、板尾には七度の火事があった。いずれも業火と呼ばれ、怨恨や争いごとが原因の放火・失火であったという。その主なものの一つは、夫が外に女をつくり、夫婦の争いが絶えなかった家の話である。ある日、女房が家に帰ってみると、家の中で夫が外の女と睦み合う場を見せつけられた。かっとなった女房はそのまま家に火を放ち、行方知れずになってしまったという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
河内村史 下巻(民俗編)――白山麓の伝説(河内村(編)・河内村史・自治体史(民俗))
『河内村史 下巻(民俗編)』第三節所収の民話・伝説。石川県河内村(白山麓)に伝わる白山信仰の伝説を採録する。