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孝行の豆の木と地名由来

所在地石川県白山市河内町久保ドウ
年代伝説
登場孝行な継子の娘・継母
出典河内村史 下巻(民俗編)――白山麓の伝説

どんな伝承か

孝行な娘の豆の木は、秋の取り入れのときに切り倒された。木がドウと倒れた先が向かいの久保に届いたので、その場所をドウと呼ぶようになった。飛び散った豆がたらたらと流れ落ちた崖はタラタラ壁、その下の畑はタタラと呼ばれる。タタラは板尾八幡神社の対岸から右手のたんぼ橋を渡った先、久保の中にある畑地である。もっとも、たたらは古くはフイゴを指す言葉で、砂鉄の採れる直海谷川に沿ったこの場所でかつて砂鉄を溶かし鉄器を造っていたのではないか、という別の見方もある。川に流れた豆が七石流れ着いた淵は七窪、直海谷川から手取川へ流れて十八石が流れ着いた広い河原は十八河原と名付けられたという。継母は自分の仕打ちを恥じて改心し、豆の木で太鼓の胴を作って白山宮と在所の宮に納め、のちに永平寺にも奉納したと伝わる。

原典より

ドウやタタラは豆の木が如何に大きかったかを知らす為の伝説であった。—— 河内村史 下巻(民俗編)――白山麓の伝説(河内村(編)・河内村史) より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

河内村史 下巻(民俗編)――白山麓の伝説(河内村(編)・河内村史)

『河内村史 下巻(民俗編)――白山麓の伝説』は、白山麓の河内村の村史の民俗編から、民話・伝説と故事を記した節を収めたものである。白山の千蛇ヶ池や富士山との背くらべ、高ボウケの大蛇、猿仏の名号、おひなの荒、天狗、菊酒、池の金山の伝説など、村と周辺に伝わる話を、白山関係の古文書や郡誌を引きながら記す。第三節「民話 伝説」、第四節「故事 伝説」、第五節「伝説」に分け、話ごとに題を立てて由来や現地のようすを添えている。

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