淡島と金毘羅の晴雨占い
どんな伝承か
中浜の坂道の中腹に福寿山虚空蔵庵がある。本尊の虚空蔵菩薩の脇立として金毘羅大権現を祀り、三日の淡島、十日の金毘羅といわれて、毎月十日には中浜の漁師をはじめ多くの人が参詣した。庵の起こりは、小町の永徳寺が大火に遭って本尊を旦那の相沢市郎兵衛方へ避難させた際、中浜新田に一庵を構えたことだという。金毘羅大権現は、庵を寺に改めた便乗和尚の師である元剛和尚が讃岐の象頭山へ参った折、風に飛ばされた一片の神札が笠にとまったのを奇瑞とし、帰りに京都で木像に彫らせて持ち帰ったものと伝える。例祭は三月十日で、三日の淡島が雨なら十日の金毘羅は晴れ、逆であれば逆になると言い習わされ、境内には露店が並んで賑わった。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
柏崎市史資料集 民俗篇(柏崎の民俗)――信仰と俗信(柏崎市(編)・柏崎市史・自治体史(民俗))
新潟県柏崎市の信仰と俗信を網羅する。