小町の立地蔵と歩けぬ子
どんな伝承か
小町の立地蔵は腰から下の病に効くとされ、花柳界の人々からも厚い信心を集めた。昔、柏崎近郊の百姓に子が生まれたが、四つになっても歩くことができず、父親は思い悩んでいた。ある夜、その夢枕に立地蔵が現れ、自分を信心すれば子は歩けるようになると告げた。夫婦は子を背に負い、毎日この地蔵まで日参した。すると一週間ほどで子は自分の足で歩き出したという。この霊験が知られてのち、腰の病を癒す仏として参る者が増えたと伝えられている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
柏崎市史資料集 民俗篇(柏崎の民俗)――信仰と俗信(柏崎市(編)・柏崎市史・自治体史(民俗))
新潟県柏崎市の信仰と俗信を網羅する。