てっちょかっちょ
どんな伝承か
ある家で春先に豆を植えていた。子供二人を家に置いて畑に出ていたところ、いつのまにか子供がさらわれてしまった。母親は探しに出ようとあわてたあまり、白と黒の足袋を片方ずつ履いて飛び出し、「てつよ、かつよ」と呼びながら尋ね歩いた。そうしているうちに母親は鳥になってしまい、今もその鳥が鳴くという。その鳥の足が白と黒であるのは、このときの足袋によるのだと伝える。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
新編香川叢書 民俗篇――昔話と伝説(香川県(編)・新編香川叢書・自治体史(民俗))
香川県(讃岐)の昔話と伝説を網羅する。第一章昔話は、炭焼長者・天道さん金の鎖・狐女房・大歳の火・産神問答(虻にのみ/滝の宮のヨサの宮さん)・親棄山・童子丸・弘法機・継子話・お大師さんとぼた餅・物言う亀・米倉法師・猫又・こぶ取り爺・屁こき爺・蛇聟入・かにの報恩・浦島太郎・竜宮童子・肉付面・子育て幽霊・鷲の育て子・亀の聟入など五十九話を語り手付きで収める。