スズメとツバメ
どんな伝承か
常陸太田市域に伝わる昔ばなし。親が大病にかかったとき、雀は蓑を着てすぐさま駆けつけたが、燕は化粧をしてから出かけたため、親の死に目に会えなかった。それゆえ雀は米などの穀物を食べることを許され、燕は虫けらしか食べられなくなったのだという。親が病気のときは身なりなど構わず駆けつけよという教えとして語られている。
原典より
むかし、親が大病のとき、雀は蓑(みの)を着てかけつけて行ったんだけど、ツバメはこんだお化粧をして行ったんで、親の死にめに会えなかったんで、スズメは穀食べられんだが、ツバメは虫けらしか食べられなかったんだって。—— 常陸太田市史 民俗編――伝説(常陸太田市(編)・常陸太田市史・自治体史(民俗)) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
常陸太田市史 民俗編――伝説(常陸太田市(編)・常陸太田市史・自治体史(民俗))
『常陸太田市史 民俗編』第五章所収の伝説。茨城県常陸太田市に伝わる自然・社会・人物・信仰伝説を採録する。