トップ島根県の伝承出雲市

ものもらいを小豆で井戸に落とす呪い

所在地島根県出雲市大塚町
年代不明
登場村人
出典島根県出雲市大塚町民俗調査報告書――俗信・憑きもの

どんな伝承か

出雲市大塚町では、ものもらいに小豆と井戸を用いる呪いが数多く伝えられている。井戸のまわりに年の数だけ小豆粒を置き、「ものもらいだと思ったら小豆粒だった」と唱える。井戸の中へは、一つ出ては一粒、二つ出ては二粒と数の分だけ落とし、あるいは一日目なら一粒、二日目なら二粒と落として、「このものもらい治してごしゃい」「治ったらあげてやるけん、はよ治りませ」と唱える。小豆粒を目にはさんで井戸に落とし、振り向かずに逃げて来る、着物の端で小豆をつまんで井戸へ行き「あら落ちたわ」といって落とす、小豆を糸でくくって落とす、といった形もあった。

地図で位置を見る

※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

島根県出雲市大塚町民俗調査報告書――俗信・憑きもの(出雲市(編)・自治体史(民俗))

『島根県出雲市大塚町民俗調査報告書』所収の俗信・憑きもの・民間療法。出雲平野の大塚町に伝わる心意現象を採録する。カラスの鳴き声で天候を読むアレガラスの予兆、イチヂク・ビワを植えぬ・便所に南天を植える屋敷の禁忌、キツネに憑かれることを『サバラレル』という狐憑き、繁盛するゆえ嫉まれ村八分で結婚に難のあった憑きもの筋『キツネモチ』、着物の裾を結わいたり小豆を井戸に落とすものもらいの呪術的民間療法などを収める。

種別から探す

ものもらい井戸唱えごと民間療法目の病

出雲市の伝承

同じ種別の伝承

同じ文献『島根県出雲市大塚町民俗調査報告書――俗信・憑きもの』の伝承