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山林上に現れた洋風の大邸宅の灯

所在地島根県松江市宍道村の間
年代数年前
登場知人と車夫
出典動物界霊異誌

どんな伝承か

数年前のこと、出雲国の来待村と宍道村との間の人家のない所で見たという知人の話がある。夜の十時頃、車に乗って走っていると、俄然、暗い山林の上に洋風建ての大きな二階造りの家屋の各室が、灯火で明るくなっている光景が見え出したので、車夫とともに驚きながら見て通り過ぎた。車夫も、この辺りにこのような家は決してないと言っていたという。著者は狐火に四種あるとし、これを大厦高楼の各室が灯火で明るくなる型の一例として掲げている。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

動物界霊異誌(岡田建文・岡田建文・心霊研究・昭和初期(1927))

心霊研究家・岡田建文が昭和二年(一九二七)に著した『動物界霊異誌』。現代物理は宇宙の大物理の末梢に過ぎぬとの立場から、動物の霊異を迷信的虚妄として退けず証明すべき事例として収集する。蝦蟇(ヒキガエル)の章では、蛇を埋めてクリ茸を生やし食う怪(島根波根東村)、背に五寸釘を刺され口から怪光を吐く大蝦蟇(会津若松龍田屋、同時に幼児が高熱)、猫を灰色の液汁に溶かす怪(石見久利村)、慶応二年に浄土寺へ夜ごと現れた武士の正体が蝦蟇だった話を収める。

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