浅草観音のふるさと観音山
どんな伝承か
東京の浅草寺に祭られる一寸八分の金の観音像は、もとは阪原町の北にあった槙山千坊のうち、観音山に安置されていたものだと語られている。像が土地を離れた経緯には二説あり、盗人が持ち出して隅田川へ投げ捨てたとも、草刈りに出た百姓が拾い上げて古物商の手に渡したともいう。背面に「和州阪原」の文字が刻まれているという話も伝わるが、確かめられてはいない。
原典より
東京の浅草観音は一寸八分の金の像といわれるが、もと阪原町の北方にあった槙山千坊の一つ、観音山に祭ってあったという。—— 奈良市史 民俗編――伝説(奈良市(編)・奈良市史・自治体史(民俗)) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
奈良市史 民俗編――伝説(奈良市(編)・奈良市史・自治体史(民俗))
『奈良市史 民俗編』第十一章所収の伝説。奈良県奈良市に伝わる木・石・塚・水・山・森・社寺・人物・動植物・町名の伝説を昭和三十七年からの探訪で集成する。