早慶戦を「ワカラナイ」と答えたこっくりさん
どんな伝承か
こっくりさん遊びでは割箸を三本結び、呼んでくると真ん中の箸が触れて、五十音を書いた紙の字を指す。字の読めない小学校前の子供に持たせ、片方を語り手が持っても、うまく字を指した。たまたま早慶戦をやっていたので、どちらが勝つかを尋ねると、ググッとワの所を指した。次は早稲田のセだと思ったが、どうしてもセの所に来ず、動くままにするとワカラナイと指したので驚いたという。無邪気な子供が呼ぶと強く来る、集まった人に戌年の者がいると来ない、帰るときに好きな物を尋ねると油揚や天ぷらを指す、下手をするとキツネが憑くので学校で禁止された、などとも語られる。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
取手市史 民俗編2――将門伝説・怪異(取手市(編)・取手市史・自治体史(民俗))
『取手市史 民俗編2』第四〜六節所収の伝説・不思議な話・祟り。茨城県取手市に伝わる口承を採録する。