禅堂にいた頃
どんな伝承か
岡山県阿哲郡の禅僧某が、むかし禅堂にいた頃の話である。ちり紙を一枚顔に張りつけ、両眼と口のところだけを切り抜いて暗い所に立ち、たびたび人を驚かせたという。これは好奇心から出た悪戯にすぎないが、人が造り出す「人為的妖怪(偽怪)」の一例として語られている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
迷信の諸相・宗教の真相(井上円了・明治(妖怪学))
『妖怪博士』井上円了による『迷信の諸相・宗教の真相』。迷信を道理に背くことを誤って信じる心理と定義し、妖怪学の立場から全国を巡遊して各地の迷信を実地に報告・批判する(迷信打破)。