ある時一夜のうちに解剖室の天井板に血で押した手形が数カ所に現れ
どんな伝承か
京都市のある病院の解剖室で、ある夜のうちに天井板の数カ所に血で押したような手の形が現れた。人々は妖怪の仕業のように噂したが、実際には何者かの手によるものに違いないとされた。同種の怪異は各地でも報告されており、いずれも思いがけない自然現象や人為が「妖怪」と誤認された例として語られている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
迷信の諸相・宗教の真相(井上円了・明治(妖怪学))
『妖怪博士』井上円了による『迷信の諸相・宗教の真相』。迷信を道理に背くことを誤って信じる心理と定義し、妖怪学の立場から全国を巡遊して各地の迷信を実地に報告・批判する(迷信打破)。