グラスゴウ会議前の英文添削
どんな伝承か
一九六九年、日本心霊科学協会の田中千代松と吉田寛は、グラスゴウで開かれる国際スピリチュアリスト連盟の会議に日本代表として出席することになった。戦前の国際会議に出たのは浅野和三郎と福来友吉だけで、両先達に応えようと田中は念写実験についての英文の小論を用意していた。三月九日、スイスの心霊研究機関で働くミス・マーベル・ヒュームが協会を訪ねてくる。大雪で流れた面会をやり直し、彼女が香港へ発つ当日、一行は銀座へ出てすき焼きを振る舞った。その足で田中の家に寄って英文原稿を取り、羽田までの車中と空港で、彼女は冠詞や前置詞を直してくれたという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
心霊研究者の旅(田中千代松・1970年代(昭和45年前後の体験記))
本書は心霊研究家・田中千代松による約68日間にわたるヨーロッパ・アメリカ視察の旅行記である。著者は1969年の国際スピリチュアリスト連盟(ISF)グラスゴウ会議出席を機に、欧米の心霊研究機関、宗教施設、歴史的遺跡を訪問した。アメリカではハワイ、カリフォルニア、ニューヨーク州の心霊研究所(ASPR、BSPR等)を視察し、ユーサピア・パラディーノやマージャリー・クランドン夫人などの歴史的霊媒事例を学ぶ。