坂道に転がり出るギンヅチとタコロバチ
どんな伝承か
久米郡倭文西村では、山の坂道にナメラスジが通っている。そこを歩くと決まって髪の毛が逆立つような心地がし、妙な気分に誘い込まれるという。風もないのに木の葉がごうごうと鳴ることもあり、ときにはギンヅチと呼ばれる怪蛇や、竹の皮を張った笠のようなタコロバチが、ころころと路上に転がり出て、通る者を惑わそうとするのだと語られている。ギンヅチはツチノコの一種と見られている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
妖怪伝説奇聞(東雅夫・1996年-2004年(取材期間に基づく推定))
魔王の木槌を求めて=稲生物怪録(妖怪伝説奇聞)/稲生平太郎の妖怪変化体験/一ツ目巨人・逆さ生首・化け蝦蟇/三次・比熊山の妖怪伝説/各地の妖怪奇聞