神戸の空襲除けクダン
どんな伝承か
太平洋戦争末期、神戸地方では「件(くだん)」が生まれたという噂が広まり、これを聞いた者が三日以内に小豆飯かおはぎを食べれば空襲の被害を免れると信じられていた。この話は流言蜚語の取り締まりに当たった憲兵隊の資料に記録されており、松山市在住の職工が町中で耳にした噂を知人に漏らしたものだという。同様に岩国市のある下駄屋にも件が生まれ、来年四、五月頃には戦争が終わると告げたという噂も記録されている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
妖怪伝説奇聞(東雅夫・1996年-2004年(取材期間に基づく推定))
魔王の木槌を求めて=稲生物怪録(妖怪伝説奇聞)/稲生平太郎の妖怪変化体験/一ツ目巨人・逆さ生首・化け蝦蟇/三次・比熊山の妖怪伝説/各地の妖怪奇聞