おばあちゃん、あんたは死んでいるのに何でここに来たの?
どんな伝承か
神戸に住む五十歳の男性・出口さんは、幼くして両親のもとを離れ祖母に育てられた思い出を語った。昭和十八年に兵隊に行く際、祖母は泣いて名残を惜しんでくれたが、出征中に祖母は亡くなり、昭和二十一年四月に復員して帰国した二日後の夜、寝ていると枕もとに祖母がきちんと座り、じっと顔を見つめながらうれしそうに微笑んでいた。驚いて声をかけると、その姿はすっと消えてしまったという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
お化けについてのマジメな話(平野威馬雄・幽霊・怪異体験・昭和)