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題目の座に割り込んだ大男の亡霊

所在地東京都大田区
年代昭和
登場平野威馬雄、下川末造、浅衛門、体験者、著名人、体験者(仏立講の幹部)、現れた亡霊(下川末造の曾祖父・首斬り役)
出典お化けについてのマジメな話

どんな伝承か

同じ昭和七年ごろの秋の夜のことである。語り手は日蓮宗の仏立講に凝り、講中で組長のような役をしていた。六十人ほどの信者が導師を囲み、心を一つにして題目を唱えていると、ごめん下さいと言って誰かが入ってきた。六尺はあろうという上品な老人で、唐桟に博多の角帯を締め、人の間を手で分けながら空気のようにふわりと割り込み、大人が入れるはずのない隙間にゆったりと座った。題目を終えて振り返ると姿はなく、座っていたわずかな隙間だけが濡れ雑巾のようになっていた。すると幹部の下川末造が泣き出し、あれは曾祖父だ、よく来てくれたと言った。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

お化けについてのマジメな話(平野威馬雄・幽霊・怪異体験・昭和)

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