小切手の在り処を当てたプランセット
どんな伝承か
松村介石の家におよしという女中がおり、プランセットを操らせると並ぶ者がないほどだった。居合わせた人の名を織り込んだ歌まで書き上げるので評判になったという。近所に別居していた松村の母のもとで、しゃっくりが止まらず医者にも治せない者が出たとき、およしが板を動かすと遠くへ移れという答えが出た。大森の住まいから東京の市中へ移したところ、しゃっくりは即座に収まった。母が小切手をしまい忘れた折には、裏で洗濯をしていて事情を知らぬはずのおよしが、座敷の北側にある棚の箱、その筆筒の二番目の引き出しの底、と書き当てた。彼女は絵も巧みで、鉛筆を筆に替えると墨の濃淡まで出たという。
原典より
松村介石氏の家におよしといふ女中がをつた。—— 心霊現象の文献と其科学的研究(心霊学研究会・心霊研究・死後の生活・大正〜昭和(戦前)) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
心霊現象の文献と其科学的研究(心霊学研究会・心霊研究・死後の生活・大正〜昭和(戦前))
戦前の心霊研究の主張と具体的交霊事例・懐疑(贋物の検証)を併せ収めた心霊論集。