猫塚脇の欅を伐れば怪我人が出る
どんな伝承か
昭和一〇年頃の話。芝区、いまの港区にある赤羽小学校の裏には猫塚があり、その脇に大きな欅が立っていた。あたりは江戸時代の鍋島の屋敷跡だという。学校を建てるにあたって木が邪魔になり、切ろうとしたところ、手をかけた人が大怪我をした。それで木はそのまま残された。戦後、校舎の改築があったときにも切り倒そうとしたが、やはり工事の人が怪我をしたり、機械が壊れたりした。結局この欅は伐られず、校舎のほうが木を避けて建てられたという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
現代民話考 9 (木霊・蛇)(松谷みよ子・現代民話考・昭和〜平成)