筑前本吉の長寿女
どんな伝承か
筑前国山門郡東山村字本吉の俚伝によれば、奈良朝のころ行基に伴ってこの地へ来た唐人・竹本翁という者が住みついた。その娘は、同じ郡の舞鶴城主である牡丹長者に仕えていた。ところがあるとき、肥後の桑原長者から贈られてきた螺貝の肉を盗み食いした。そのために長寿を保ち、一人の夫に二、三十年、六、七十年と仕えて、仕えた夫は二十幾人の多きに達したという。八百比丘尼とは呼ばないが、長命の女を語り伝えたものである。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
福井縣鄕土誌 民間傳承篇(福井縣鄕土誌・昭和初期(1920年代~1930年代推定))