駿河猿屋町の猿曳き正月行事
どんな伝承か
「駿河国雑誌」巻一五・上によると、駿河の猿屋町から正月に猿曳きが出てきて、これを猿廻しといっている。御城代をはじめ加番衆のもとで、小屋厩払いと称して猿を舞わせる。三絃の類は鳴らさず、叩いて拍子を合わせるだけである。家のあるじは酒一升三百三十三文、米二升、紙一帖を初穂として与えると見えている。猿屋一類の者が諸国を流浪して歩き、定着した所が地名となって残っている例が多く、その著しい例として挙げられている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
福井縣鄕土誌 民間傳承篇(福井縣鄕土誌・昭和初期(1920年代~1930年代推定))