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藤原(4)

所在地群馬県利根郡みなかみ町藤原
年代昭和三十一年
登場乙川君江
出典現代民話考 4 夢の知らせ・火の玉・ぬけ出した魂

どんな伝承か

水上町藤原での昭和三十一年頃の話。語り手は新潟の海辺の生まれで蛇を知らず、青大将を蝮だと思って捕らえた。帰り道に水があるのを目印にしようと、蛇を割った木に挟んで置いてきたが、違う道を通って帰ってしまい、蛇のことが気にかかって夜も眠れず、かわいそうだと思い続けた。半年して、蛇が苦しんでいる夢を見た。二月十二、三日頃のことである。その頃、水道が止まって水をもらいに行ったところ、東京電力の大きな工事で、雪の重みで安全さくどうがつぶれ、一か月以上も入院した。蛇が苦しんで助けてくださいと夢に出たのだと思い、以来、蛇がいるとあいさつをするようになった。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

現代民話考 4 夢の知らせ・火の玉・ぬけ出した魂(松谷みよ子・現代民話考・昭和50年代~60年代(推定))

松谷みよ子『現代民話考 4 夢の知らせ・火の玉・ぬけ出した魂』を小話単位で全513話収録。夢のお告げ・予知夢、火の玉、ぬけ出した魂(離魂)など、心と生死の境にまつわる現代の民話を全国から採集し収録する。各話に採集地(都道府県・市区町村)と話者・回答者を可能な範囲で付す(県判明482話・市区町村判明386話、戦地や場所不明の話を含む)。原典は読者からの投稿・採訪に基づく現代民話の集成。

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