昭和三十五年頃の話
どんな伝承か
石川県石川郡鶴来町(現・白山市)の話。昭和三十五年頃のこと。ゼンマイを採りに行くときは、日と場所を計画的に決めている。明日はあの場所と定めて眠ったとき、床の中で、あの場所へ行くとマムシがいるかも知れないと考えていた。そのことを夢にまで見た。翌日、目的の場所へ行ったところ、夢に見た所と一メートルと違わない所に本当にマムシがいたのでゾーッとした。もちろん捕まえてきたが、今でも気味の悪い思い出だという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
現代民話考 1 河童・天狗・神かくし(松谷みよ子・現代民話考・1970年代)
松谷みよ子『現代民話考 1 河童・天狗・神かくし』を小話単位で全532話収録。河童・天狗・神かくしにまつわる現代の民話・怪異譚を全国から採集し、地域・話者つきで収録する。各話に採集地(都道府県・市区町村)と話者・回答者を可能な範囲で付す(県判明530話・市区町村判明477話、戦地や場所不明の話を含む)。原典は読者からの投稿・採訪に基づく現代民話の集成。