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夢で見た藪かげの家

所在地東京都練馬区
年代昭和十年
登場松谷みよ子
出典現代民話考 1 河童・天狗・神かくし

どんな伝承か

昭和十年ごろ、語り手は板橋区練馬南町に住んでいた。あたりはまだ武蔵野の面影が濃く、雑木林とゆるやかに起伏する畑が続いていて、子どもながらひとりで歩き回るのが好きだった。ある日、藪かげを回ったところで息をのんだ。林の奥まったところに建つ家、その門のあたりが、以前夢に見た風景とそっくりだったのである。しんと静まりかえった恐ろしさは今も忘れられないという。もう一度行ってみたくてあとから何度も探したが、歩き慣れた土地なのに、そこへは二度と出られなかった。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

現代民話考 1 河童・天狗・神かくし(松谷みよ子・現代民話考・1970年代)

松谷みよ子『現代民話考 1 河童・天狗・神かくし』を小話単位で全532話収録。河童・天狗・神かくしにまつわる現代の民話・怪異譚を全国から採集し、地域・話者つきで収録する。各話に採集地(都道府県・市区町村)と話者・回答者を可能な範囲で付す(県判明530話・市区町村判明477話、戦地や場所不明の話を含む)。原典は読者からの投稿・採訪に基づく現代民話の集成。

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