狐塚を開墾しかけた人が夜
どんな伝承か
奈良県添上郡東市村の古市には、田の中に十平方メートルほどの塚があり、狐塚と呼ばれている。昔、この塚を開墾しかけた人が、夜に便所でふと見ると、西の方角に怪しい火の光があった。その人は火に誘われるようにそちらへ歩いて行き、そのまま帰らなかったという。以来、人々は恐れてこの塚に手をつけなくなったと伝わる。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説名彙(柳田国男・日本放送協会・昭和25年刊)
柳田国男・日本放送協会編『日本伝説名彙』を全650話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。