百八の供養塚のひとつと伝わる塚
どんな伝承か
旧淀橋区の大久保百人町(現・新宿区百人町)の仲通り北側に塚がある。昔、中野長者正蓮が大久保から高田までの間に百八の供養塚を作ったといい、この塚はそのうちの一つだと伝わる。『豊多摩郡誌』に見える伝えで、丹波の千代川村では山腹に散在する多数の古墳を百塚・百八塚と呼ぶように、群在する塚を仏教の百八の数に結びつけ、供養のために築かれたものとして語る型の一つである。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説名彙(柳田国男・日本放送協会・昭和25年刊)
柳田国男・日本放送協会編『日本伝説名彙』を全650話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。