伊豆松崎の神隠し少年
どんな伝承か
民俗学者柳田国男が集めた「神隠し」の実例の一つ。伊豆の松崎で、十数年前(明治後期)に神隠しに遭った者があった。三日ほどして、東の山の中腹に一人で立っているのを見つけ出されたが、そこは何度も捜索者が通ったはずの場所であり、それにもかかわらず見つからなかったことが、後々まで土地の人々に不思議がられたという。柳田はこの話を、上総東金付近の村の例などとあわせ、近代の各地における神隠しの実例として書き留めている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
定本柳田国男集 第4巻(柳田国男・定本柳田国男集)
柳田国男編『定本柳田国男集 第4巻』を全822話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。