炭焼きの道で見た背の高い山男
どんな伝承か
松崎の旅館で聴いた、船田の百姓であった按摩の話である。二十年ばかり前、ある男が提灯をつけて炭焼竈を見に行ったところ、道の傍に丈のきわめて高い男が立っていた。山男である。見上げれば幾らでも高くなるということを聞いていたので、つとめて下を見て通り過ぎた。こういう話は多く聴いたということである。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
定本柳田国男集 第3巻(柳田国男・定本柳田国男集)
柳田国男編『定本柳田国男集 第3巻』を全158話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。