朝戸・佐念の潰れ村
どんな伝承か
紅い桜が咲き平和らしい家並みの朝戸だが、文化年間の記録には佐念と朝戸の両村は人家無しと記される。男女が借財のため悉く身売りして他村へ行き、跡は作地のみとなったといい、同様の潰れ村は他に十数か村あったという。これは享和の頃の凶作の結果であったが、その前後にも同様の不幸はしばしば繰り返されたと伝わる。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
定本柳田国男集 第1巻(柳田国男・定本柳田国男集)
柳田国男編『定本柳田国男集 第1巻』を全451話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。