佐渡おけさ
どんな伝承か
ある家で飼われていた猫が、主家の苦境を救うために美しい娘に化け、新潟のとある料理屋に百両で身を売った。娘はおけさと名乗り、美しい声と踊りの見事さで全盛をきわめたという。ところがある明け方、主人はおけさが猫の姿に戻って食べ残しの肴をむさぼり食っているところを見つけ、思わず声をあげてしまった。すると猫は窓を破って逃げ去り、その後二度と姿を見せることはなかったという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説大系 第3巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承))
『日本伝説大系 第3巻』所収の「文化叙事伝説」および「自然説明伝説」全65話(山形・福島・新潟)を、各話の伝承地(市町村〜字レベル)とともに収める。