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當濟の大東島探検

所在地鹿児島県奄美市笠利町大字笠利
年代文化三年(1806)
登場笠利方の名士當濟
出典定本柳田国男集 第1巻

どんな伝承か

南島にはアガレヒラ島、アガレヤシマという東方の楽土の伝えがあり、地平の線上に横たわり、しばしば靄や荒波に紛れ隠れる島と語られた。雨霽れて海上の清く澄んだ日に、遥か辰巳の方にその島の形を見ることがあると奄美大島の旧記にも記されているが、これはどうやら伝聞の誤りがあって、西の沖の横当島と混同しているらしい。しかし百余年前の文化三年に、笠利方の名士当済という人が舟を出し、同志を伴って往って見て来たのは確かに今日の大東島であった。逆潮に妨げられて上陸はし得なかったが、かえってそのためにアガリヒラ島の解釈は大きな影響を受けたかと思われる。

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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

定本柳田国男集 第1巻(柳田国男・定本柳田国男集)

柳田国男編『定本柳田国男集 第1巻』を全451話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。

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