位牌と法名の授与
どんな伝承か
小倉南区道原・合馬では、死去すると葬儀の前に寺の住職から法名を付与してもらい、位牌に記して葬儀を行う。位牌は仏壇にまつる分と、墓地へ持参または納骨堂に納める分の二枚を作り、墓地へ持参する分を野位牌といって、後継者の妻か嫁が奉持して墓地へ行く。法名は本来、仏道に入り得度を許された者に与えられる称号であるから、受けずに死んだ者には、本山の法主に代わって檀那寺の住職が剃髪式と得度を行って授ける。浄土真宗で生前に法名を頂くことを帰敬式、俗に「おこぞりを受ける」という。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
北九州市史 民俗(北九州市・北九州市史)
北九州市編『北九州市史 民俗』を全354話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。