藍島本村の五社神社のあわび祭り
どんな伝承か
藍島本村の五社神社の夏祭りは、旧六月二十五日が夜宮で、二十六日に本祭りが行われる。一週間前に青年が大提燈と幟を立て、宮総代が注連を張る。拝殿の前庭には四本のオダケを立てて注連で囲んだ神降地を作り、その中に青年が組み立てた神輿を安置する。供物は米・アワビ・野菜などで、特に生きたアワビを二個供え、両日とも新しいものを用いる。これが主な供物であったので、あわび祭りの名がある。二十六日には神移しの儀があり、御神体が移ると神輿が重くなるという。神輿は本村の各家を回り、神職が屋敷祓いをする。お産のある家のそばを通ったときは、すぐに海へ行って神輿を清めた。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
北九州市史 民俗(北九州市・北九州市史)
北九州市編『北九州市史 民俗』を全354話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。