西谷長行の一鍋さま
どんな伝承か
西谷の長行には「一鍋さま」と呼ばれる石祠がある。地元の人々の間では、手や指に関する病気、すなわち挫きやけが、指疱瘡に霊験があるといわれ、今でも信仰されている。お礼参りには一鍋煮た団子を供えるが、これを残したり食べたりしてはならないとされる。田植えのころには特に参拝者が多く、田植えが終わった七月には、日を定めずに弁当を持ち寄り、祠の横の空き地でお籠りをする。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
北九州市史 民俗(北九州市・北九州市史)
北九州市編『北九州市史 民俗』を全354話・伝説(1見出し=1話)単位で収録(緒言・序・名義・解説・和歌・注は除外/内包)。所在地(郡村区・社寺)を付して集成。