トップ新潟県の伝承柏崎市

金毘羅の札と海上安全の祈り

所在地新潟県柏崎市
年代文政五年(1822)頃〜
登場漁師や農民
出典柏崎市史資料集 民俗篇(柏崎の民俗)――信仰と俗信

どんな伝承か

四国琴平の金毘羅は漁と航海の神である。漁師たちは講をつくって信心し、金毘羅宮の石祠を建てて祀った。参詣の折に受けてきた札は船霊様として船の中に貼り、海で時化に遭えばその札を海へ投げ入れて、早く波が収まるように、遭難せずにすむようにと祈った。豊漁を願って投げ込むこともある。もっとも金毘羅は漁民だけのものではない。谷根や野田、北条、鵜川にも石塔があり、佐水には文政五年五月吉祥日建立の金毘羅様が残る。豊漁をもたらす神は豊作をもたらす神でもあり、雨乞いや止雨、五穀豊穣の祈りの対象でもあった。山あいや平地の村々でも金毘羅を祀り、代参を立てて四国へ参らせていたのである。

地図で位置を見る

※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

柏崎市史資料集 民俗篇(柏崎の民俗)――信仰と俗信(柏崎市(編)・柏崎市史・自治体史(民俗))

新潟県柏崎市の信仰と俗信を網羅する。

種別から探す

船霊海上安全豊漁代参雨乞い石祠

柏崎市の伝承

同じ種別の伝承

同じ文献『柏崎市史資料集 民俗篇(柏崎の民俗)――信仰と俗信』の伝承