どうずぼら
どんな伝承か
韮崎市穴山町次第窪、七里岩の中腹の釜無川に面して、周囲三間四面の洞穴がある。里人はこれをどうずぼらと名づけた。奥は深く長く、底を測ることができない。古代の人類が穴居した跡だともいい、また往昔は里人の賭博場でもあったという。どうずぼらの岩石を水に溶かし、その水で眼を洗うと眼病が治癒すると伝えられている。岩額から滴り落ちるものは明礬で、色が白く、地下水に溶けて流出し、自然に洞穴となったものと思われる。
原典より
七里岩の中腹釜無川に面し周囲三間四面の洞穴がある。—— 韮崎市の民話伝説(昭和四十二年(1967)刊) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
韮崎市の民話伝説(昭和四十二年(1967)刊)
山梨県韮崎市(穴山・穂坂・清哲・神山・大草・藤井・竜岡・中田・円野ほか各町)に伝わる伝説・民話を、木/石/水/塚/坂・峠/山/谷・沢/屋敷跡・城址/祠堂/その他 の各部門に分類して集成する。武田信玄・勝頼ら甲斐武田氏や新府城にまつわる伝承、日本武尊・源為朝・弘法大師の旧跡、御神木や霊石・霊池の怪異、稲荷・地蔵・観音の霊験、狐狸むじな・河童・鬼の昔話など、韮崎の地に根ざした怪異・霊験・由来譚を地区つきで網羅する。