潮にふさがれ波音が通うヨミノ穴
どんな伝承か
詫間町荘内、生里の海岸を北西へたどっていくと、岩場に洞穴が口を開けている。潮の満ちる時刻には海の水にふさがれてしまう穴で、土地ではヨメの穴という呼び方もある。かつて死者を葬った場所だとも言い伝えられている。また、この穴に打ち寄せる波の音は、離れた仁老浜の穴まで届いて響くのだという。
原典より
生里の海岸を北西にたどると洞穴があり、満潮のときは海水でふさがれてある。—— 新編香川叢書 民俗篇――昔話と伝説(香川県(編)・新編香川叢書・自治体史(民俗)) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
新編香川叢書 民俗篇――昔話と伝説(香川県(編)・新編香川叢書・自治体史(民俗))
香川県(讃岐)の昔話と伝説を網羅する。第一章昔話は、炭焼長者・天道さん金の鎖・狐女房・大歳の火・産神問答(虻にのみ/滝の宮のヨサの宮さん)・親棄山・童子丸・弘法機・継子話・お大師さんとぼた餅・物言う亀・米倉法師・猫又・こぶ取り爺・屁こき爺・蛇聟入・かにの報恩・浦島太郎・竜宮童子・肉付面・子育て幽霊・鷲の育て子・亀の聟入など五十九話を語り手付きで収める。