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おせん橋

所在地山梨県韮崎市竜岡町(おせん橋)
年代伝承
登場おせん、野口彦六、話者(32歳)
出典韮崎市の民話伝説

どんな伝承か

昔は坂の上から金剛寺へ通じる道筋一帯は、野原や林ばかりの寂しいところであった。ある日、この村のおせんという女がここを通りかかると、突然林の中から悪者が躍り出て金品を巻き上げ、果ては命まで奪ってしまった。その後あたりは田んぼに変わり個人の所有になったが、耕作を始めてからは夜な夜なおせんの亡霊に悩まされ、その上不幸が続発して気味悪くなり、耕作は村の消防団に肩代わりされた。団はまず僧侶に請うて亡霊済度の法要を営み、今もなお作り続けている。すぐ近くの川におせん橋というのがあり、かつては婦女子から恐れられていたと伝えられる。

原典より

昔は坂の上から、金剛寺に通じる道筋一帯は、野原や林ばかりの、寂しいところであった。—— 韮崎市の民話伝説(昭和四十二年(1967)刊) より引用
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※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません

出典の文献について

韮崎市の民話伝説(昭和四十二年(1967)刊)

山梨県韮崎市(穴山・穂坂・清哲・神山・大草・藤井・竜岡・中田・円野ほか各町)に伝わる伝説・民話を、木/石/水/塚/坂・峠/山/谷・沢/屋敷跡・城址/祠堂/その他 の各部門に分類して集成する。武田信玄・勝頼ら甲斐武田氏や新府城にまつわる伝承、日本武尊・源為朝・弘法大師の旧跡、御神木や霊石・霊池の怪異、稲荷・地蔵・観音の霊験、狐狸むじな・河童・鬼の昔話など、韮崎の地に根ざした怪異・霊験・由来譚を地区つきで網羅する。

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