うば神様
どんな伝承か
南巨摩郡増穂町平林に、しわぶきさんと呼ばれる神が祭られている。昔この土地に生まれた婆様が百日咳を病んで死に、その老婆を祭ったものだという。場所は平林村の東方一キロメートルばかり、「ます池」と呼ぶ畑の中にあり、大石の上に小さな祠が据えられている。百日咳や咳で困る人がお参りに行く。祠の周りには葱が植えてあり、参詣者は家から葱を持って行ってそこに植え、代わりに祠のそばの葱を頂いて来て食べると、不思議に咳が治るという。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説大系 第5巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承))
『日本伝説大系 第5巻』所収の「文化叙事伝説」全104話(千葉・山梨・神奈川・埼玉・東京=関東甲信)を、各話の伝承地(市町村〜字レベル)とともに収める。