幟に蛇となる呪いと図子家の節供
どんな伝承か
春、麦の穂が出るころ、乱暴者の男が刀で麦の穂を薙ぎ払った。図子孫四郎はこれを細野大師まで追い詰める。男は今日は五月五日の節句だから一日だけ待ってほしいと乞うたが、孫四郎は聞き入れずに斬り捨てた。男は死にぎわ、殺されるのなら幟に蛇となって巻きついてやると言い残したという。それ以来、図子の家では幟を立てない。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説大系 第12巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承))
『日本伝説大系 第12巻』所収の「文化叙事伝説」全139話(香川・徳島・愛媛・高知=四国)を、各話の伝承地(市町村〜字レベル)とともに収める。