船谷の長田で果てた嫁と嫁殺し田
どんな伝承か
昔、日野郡の米沢村宮市にある船谷という所には、長さ八十五間、広さ一反三畝ほどの細長い田があった。ある年、若い嫁がその田を植えにかかったが、植えても植えても終わらない。あまりのことに後ろを振り返ると、まだ植え場が長々と続いていた。嫁はすっかり気落ちして目を回し、そのまま死んでしまったという。それ以来、この田は嫁殺し田と呼ばれている。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説大系 第11巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承))
『日本伝説大系 第11巻』所収の「文化叙事伝説」および「自然説明伝説」全56話(鳥取・島根=山陰)を、各話の伝承地(市町村〜字レベル)とともに収める。