嫁に代わって田を植えた地蔵
どんな伝承か
毎日欠かさず地蔵へ参る嫁を、親たちは仕事の妨げだと腹を立て、今日は一人で一反の田を植えてしまえと言いつけた。困り果てた嫁が田へ出てみると、苗はすでにきれいに植え終わっていたという。驚いて地蔵のもとへ走ると、その腰から下は泥にまみれていた。地蔵が嫁に代わって田植えをしてくれたのだと伝えられている。
原典より
〈柳田―「田植地蔵」〉毎日地蔵さんにお参りする嫁を、親たちが仕事の邪魔だと怒り、「今日はお前一人で一反の田んぼを植えろ」と命じました。—— 日本伝説大系 第8巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承)) より引用地図で位置を見る
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説大系 第8巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承))
『日本伝説大系 第8巻』所収の「文化叙事伝説」および「自然説明伝説」全133話(滋賀・京都・兵庫=近畿)を、各話の伝承地(市町村〜字レベル)とともに収める。