おさん狐
どんな伝承か
百年ぐらい前、武田という医者がおさん狐の子を取り上げたという。小雨の降る夜、家内が産をするので見にきてほしいと男が来たので、医者は行って子を産ませた。それから一週間たって、引出物や折箱を持って礼に来た。あとで聞くと、こうろという家で祝いごとをしたとき、膳がどうしても一人前足りなかった。その膳をそっくり盗んで持って行ったのだという話であると伝える。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説大系 第10巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承))
『日本伝説大系 第10巻』所収の「文化叙事伝説」および「自然説明伝説」全85話(岡山・広島・山口=中国地方)を、各話の伝承地(市町村〜字レベル)とともに収める。