馬鹿飛び石で荷に乗った女の子
どんな伝承か
五郎一という男が買い物をたくさん背負って帰る途中、弁財天のそばの馬鹿飛び石で腰を下ろして休んでいると、幼い女の子が現れ、連れて行ってほしいとせがんだ。荷の上に乗せてやり、遊谷の水車のあたりまで来たところで、喉が渇いたから下ろしてくれというので下ろし、そのまま家へ戻った。ところが包みを開けてみると、鰯も油揚も酒も中身がすっかり消えていたという。翌日、水車には大きな狐が流れ着いて死んでおり、それきりおさん狐は人前に現れなくなったと語られる。
※伝承地の場所は必ずしも正確ではありません
出典の文献について
日本伝説大系 第10巻(日本伝説大系編集委員会・日本伝説大系(みずうみ書房)・現代(編纂)/伝承(口承))
『日本伝説大系 第10巻』所収の「文化叙事伝説」および「自然説明伝説」全85話(岡山・広島・山口=中国地方)を、各話の伝承地(市町村〜字レベル)とともに収める。